for 10 musicians (2017)
Commission
Ensemble Muromachi
Instrumentation
- Soli : 2 Percussions [1 : A pair of Pebbles, 2 Bongos, 2 Congas, Mokushô / 2 : A pair of Pebbles, Kotsuzumi]
- Shamisen, Satsuma-Biwa, 2 13-string Kotos (Both need a glass), 2 17-string Kotos (Both need a glass), Baroque Violoncello, Baroque Double Bass
Duration
2′
Premiere
22nd December 2017, Tokyo (Japan), Sinjuku FACE, Ensemble Muromachi conducted by Hiroaki Takaha
委嘱
アンサンブル室町
楽器編成
- 独奏:2打楽器[Ⅰ:石、ボンゴ、コンガ、木柾/Ⅱ:石、小鼓]
- 三味線、薩摩琵琶、2十三絃箏、2十七絃箏、バロック・チェロ、バロック・コントラバス
演奏所要時間
2分
初演
2017年12月22日、新宿FACE、《アンサンブル室町 in 歌舞伎町〜祝10周年〜》、アンサンブル室町、鷹羽弘晃(指揮)
Program Note (JA)
アンサンブル室町結成10周年を記念して作曲された本作では、DECADE(10年)という単語のアルファベットの連なりから拍子や音高を演繹する、漢数字の「十」やローマ数字の「X」の作りに象徴されるクロスする形象を音型に援用するなど、様々な方法によって10人の奏者が10という数字を100秒間に刻み込むことで、節目の距離を示すために道の脇に埋め込まれた標石”Milestone”のように、10年という節目を示した「音による標石」を作ろうと試みました。
また、古代より祝祭や儀礼といった非日常の特別な時空間(いわゆる「ハレ」)とプリミティヴな打楽器的行為(「叩く」「擦る」など)が密接な関係にあったことに由来し、石などを奏する和洋2人の打楽器奏者を始め、アンサンブル全体にはしばしば打楽器的身振りが要求されています。